この大長編の噂は、前々から聞いていたし、違う出版社から出ていた文庫本
先々週偶然に入った本屋の文庫本コーナーに、「神聖喜劇」第一巻を見つけて、ぼくは唸ったねえ〜
ぼくは意を決して、「神聖喜劇」を買った。
そうして、夜な夜な暇な時間を見つけては、読んでいった。超難解だという、漠とした噂があったので、読み進めることができるのかと、不安だったけれど、読み進めれば、ドンドンとハマることができる小説なのであった。
で、第一巻を読んじゃったので、二巻以降を買おうと、今日、駅前の本屋数件を訪ねるも、どこも売っていない
「神聖喜劇」は全五巻もあるのだ〜
しょうがないので、電車に乗って、神田の三省堂まで行った。
文庫のコーナーに行くと、第二巻がなくて、三巻四巻五巻があった。そいつを持って行って、二巻はないのかと聞くと、売り切れだから注文になると言われた
う〜ん
そんなことをぶつくさ言いながら、また違う本屋に入ると、二巻が売っていた
すごく嬉しくて、すぐにレジに行って買ったけれど、さすがに「神聖喜劇」だねえ。買うことも大変なんだからさあ〜
「神聖喜劇」第八部(四百字詰め原稿用紙約四千七百枚)の作者は、1955年2月28日にその稿を起こし、1980年正月8日にその稿を脱した。と
「神聖喜劇」の最後の奥書きに巨人氏は書いておられる。
「シンセミア」の作家阿部和重氏は、この小説は日本文学史上の最高傑作で、何なら、世界文学的にも最高水準に値する一遍だと、断言しているけれど、最高傑作の小説ぐらい読まれない小説もないもんだなあと、今のぼくは思うよ
なにしろ普通の本屋には売ってもいないんだからして
こうして、我々の世代は、重厚、長大な物語から遠ざかり、軽くて優しげな物語だけがふわふわと飛び回る世界へと変容するのであった










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