どんどんページをめくりたくなる小説を書く作家のことを、ページターナーって言うんだって、この小説のなかに書いてあったけれど、詠美ちゃんは、まさしくそのページターナ型小説家の第一人者かもね
デビュー作の「ベットタイムアイズ」から、しばらくは詠美ちゃんの書く主に短編小説をずっと読んでいた時があって、どれも印象がくっきりと残る文章が良くて、この人根っからの小説家だわと、感心していた。
本人いわく、小説を書かなければ、単なるあばずれ
久しぶりに読んだ詠美ちゃんの「無銭優雅」も、以前と同じ、ちょっとおきゃんな女の文体で、45歳同士の恋愛を、熱く語っている
「…姦通やら密通やら特殊な性的嗜好の共有などより、はるかに秘密として守り通したいのは、二人だけの取るに足りない遊戯。それが離れがたい時を積み重ねる…湯船のなかでにらめっこに象徴される、馬鹿気た遊びに身をやつせる能力…捨て身じゃないと出来ないよ、いい大人が。」
ね










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