2005年04月24日

ゴッホ展

yokugao.jpg
 昨日は東京近代美術館で開催しているゴッホ展に行ってきました。わーい(嬉しい顔)土曜日で、快晴の天気晴れとあって、会場は満員。入場四十分待ちという、アイドルのコンサート並の人だかりでした。生前、絵が一枚も売れなかったゴッホが見たら、どんなに喜ぶ事でしょうわーい(嬉しい顔)とかってに感傷に耽ってしまいまいたが、これも一流の芸術家の宿命ふらふらというもの。
 さてようやく会場に入っても、彼の有名な作品を間近で見るためには、そうとうな忍耐が必要でしたが、中学の時買った、彼の画集の写真版の本物を、はじめて見る事ができて、待った甲斐があるというものわーい(嬉しい顔)もうこの先、本物を見る事がないと思えば、忍耐もゆるせるのでした。
 
 ゴーギャンとの物分れの後、自らの耳を切り落とし、精神に異常を覚え、サン・レミイの療養院に入院してから、ピストル自殺するまでの間に描いた膨大な量の絵が、ゴッホを不滅の芸術家にしたのだと、思うけれど、まさにその時期に描いた彼の絵は、異様な緊張を、見るものに強いる。ぼくは、いつだって、気持ちが変になると、告白しておこう。どんっ(衝撃)
 自殺する直前に描いたと思われる、「烏のいる麦畑」について、小林秀雄は書いています。「熟れ切った麦は、金か硫黄の線条の様に地面いっぱいに突き刺さり、それが傷口の様に稲妻形に裂けて、青磁色の草の緑に縁どられた小道の泥が、イングリッシュ・レッドというの知らん、牛肉色に剥き出ている。空は紺青だが、嵐を孕んで、落ちたら最後助からぬ強風に高鳴る海原の様だ。全管弦楽が鳴るかと思えば、突然、休止符が来て、烏の群が音もなく舞っており、旧約選書の登場人物めいた影が、今、麦の穂の向こうに消えた…」
 彼はこの絵に見入られて、ゴッホの手紙を書いたのでした。ペン
ニックネーム ikkou at 19:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://269g.jp/tb/188302
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。