2008年04月04日

奇妙な観光旅行その1

DSC02377.JPG東京駅から夜行バスにバスに乗って、金沢駅まで行った。
着いたのは朝7時。そこから連絡しておいたベッピンさんAのクルマ車(セダン)に乗って、福井の永平寺まで走る。夜行バスバスには初めて乗ったかわいい椅子がひとりひとり離れていて、リクライニングシートもすこぶる寝やすかったけれど、なにせバスはずっと走っている訳で、熟睡にはほど遠く、もうろうとしたまま、永平寺まで連れて行って貰う。


DSC02390.JPG永平寺がどんな寺かもよく分らずに、巨木のなかの参道を行き通用門から、寺内にと入る。まずは大広間に通され、若い修行僧の説明を受けて、ここが道元禅師によって開かれた座禅修行の道場だと知らされる。修行僧の説明による道元禅師の教えは、今を懸命に生きる事が、修行なのであり、座禅もまたそのなかのひとつだと言う。行鉢と呼ばれる正式な作法に則った食事もまた修行であり、作務と呼ばれる掃除などの労働もまた修行。今、与えられた事を、一身に行う事、これこそが仏の道というもの。この先どうなるとか、死んだ先がどうなるかなど、その時になったら考えればいい事だとおっしゃる。今を精一杯生ききる事が大事なのだと言う教えに、なぜか深く納得させられ、身が引き締まる思いした。
その教えの後に、寺内の見学に入ったのだけれど、古い木造の建物は、どこを見ても、ピカピカに磨き上げられて、凛とした空気に包まれているのを感じ、またもや身震いがする。この寺は、修行の寺ゆえ、国宝に指定されるような仏像はないと、修行僧はおっしゃったのだけれど、修行僧が毎日掃除しているだろう建物の、ほこりひとつとしてない廊下に佇めば、彼らの気高い精神性が立ち現れる思いがして、人の気高い心こそが、もっともこちらの心を打つものだと、得心するのであった。
山深い自然に囲まれ、その自然に溶け込むように建てられた永平寺は、自然とともに、自然に囲まれて生きる事を大切にする、東洋の思想の美しさに満ちていた。
自然を壊し、堅固な石で作った美しい西洋の町を見ていた眼は、永平寺を見たことで、日本の良さを再確認することになる。
まさに21世紀は、自然との共生を目指さざるを得ないことを人類が知った世紀だろう。東洋の教えが、世界を救う世紀となるだろうことを確信したのでありましたわーい(嬉しい顔)
ニックネーム ikkou at 22:26| Comment(0) | 日記
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