折しも、本屋を覗くと、塩野七生さんの「ルネサンスとは何であったのか」という文庫本が出ていたので、思わす買ってしまう。
なにしろ3月に行ったばかりの「フィレンツェ」から話がはじまっているので、身近な出来事として、「イタリアルネサンス運動」を理解する事ができて、とても勉強になるのであった。
さておよそ1200年から1600年に掛けて起こった、ルネサンスとは何であったのか。
塩野さんはその本質的な問いに、「見たい、知りたい、わかりたいという欲望の爆発が、ルネサンスと名づけられることになる、精神運動の本質」だと答えます。
その後の、詳細な説明は、本文をじっくりと読んで、各々が理解して下さい
さて詳細に語ったルネサンス運動が、現代に残した遺産として、まず我々が見ることができる芸術品の数々。
遺産の第2は、精神の独立に対する強烈な執着。自分の眼で見、自分で考え、自分の言葉ないし手で、表現することによって他者に伝える生き方。
遺産の第3は、二元論ではなく一元論的な考え方だと言います。
「善」と「悪」は別々なものではなくて、一個の肉体のなかに宿るもの。従って、悪を押さえ善をより多く発揮させるにはどうしたらいいかが、最重要な課題となる。
ルネサンス運動は、日本では文芸復興と約されていて、古代の復興を目指したと教わりましたが、それはとりもなおさず、人間を中心に置くことを目指した運動です。
キリスト教の神中心の世界観から、多神教だった古代ギリシャ・ローマの人間中心の世界観への強烈な憧憬が、そこにはあった。
それはそれとして、ヨーロッパのルネサンス運動を、とても興味深く、学びましたが、21世紀に生きる東洋人であるぼくは、ヨーロッパの人間中心の世界観から、距離を置く考え方を持っているようです。
そんな事を思いながら、ぼくはなぜか福井に行きました
その奇妙な旅行記は、また後で










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