Eさんの言われるままに売店で一日券を買い、地下鉄の自動入り口に券を通し、入り口が開くと、中に入った。
日本の地下鉄と同じように、券は機械を通って、出てくるものと思い、疑いもせずに通ると、券は差し込んだ位置に差し込んだままの状態であった
ぼくは驚いて、手を伸ばしたまま大声をあげた。「誰か〜
売店の店員の制服を来たイタリアの青年が、大声に気が付いて駆け寄ってくると、券を機械から引き抜いた。ぼくはホッとした。するとその青年は券を持ったまま、走り去った。
「ああ
青年はぼくらに背を向けてしばらく走ると、踵を返してぼくの方に走ってき、ニコニコ顔で券を返してくれた
ぼくは今度こそ安心して、「ありがとう」と日本語で手を振った。青年もニヤニヤしながら手をふってきた。
イタリア人の軽い冗談には、ビックリ










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