2010年01月31日

特別な物語

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 昨日の新聞の記事で『ライ麦畑でつかまえて』の作者、J・Dサリンジャー氏が91才で亡くなった事を知った。

 氏は『ライ麦』を書いた後、この物語の主人公の思想をなぞるかのように、世間から離れ、隠遁生活に入り、そのまま長い長い人生を生きて死んだ。

 新聞の記事によれば、1951年に出版されたこの小説は、その後世界各国で翻訳され、発行部数は6千万部を超え、今なお、年に25万部ほども売れるという。やはり『特別な物語』といっていい小説だ。

 『ライ麦』はやはりぼくにとっても、忘れがたい『特別な物語』だし、そんなぼくの思い入れなど、まったく知らない息子が、この小説を読んでの感想を、自身のブログに書き綴ってあるのを見て、喜んだけれど、この小説に感応してしまう精神を持った奴は、この先大人になるにつれて、しんどくなるだろうなあとも思い、内心は複雑な思いも去来するのであった。

 この世に人として生まれて、ではどのように生きるのが正しいのか。いつかは死んでしまうことを知ってしまった人間という奴に生まれて、生の儚さを知ってしまった後で、ではどのように生きるのがいいのかは、いつまでも提出できない宿題のように、心に引っかかる。

 とはいえ、時は休まることもなく過ぎ、生活のためには、せっせと働き、そんな事を考える時間もないという暮らしも長く、流される人生だって、いいもんと、居直ったりして。

 いつのまにか、娘が20になり、成人式に、着物なんぞを着て、はしゃいでいるのを見ると、なぜか感慨めいたものも去来して、こいつにはホントに苦労したぜって、ため息をつくやら、ホッとするやら。

 なぜか、娘とは正反対な真面目な性格の彼氏ができて、着物姿で同級生とはしゃぎ騒ぐ娘に、なんなんだこいつらはと、お互いの顔を見合わせていたり。
 
 幸せになっておくれ…。

 息子は自費でCDを作るとかで、昨日今日と、張り切って出かけた。

 青春しているよなぁ〜。

ニックネーム ikkou at 12:15| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月01日

長い眠りの後。新年おめでとうです。

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新年、おめでとうございます。

ようやくにして、年が明けて、ホッとしてます。

なにせ、ひどい一年でしたから‥。

ネットに接続するのはおろか、パソコンに触れるのも、ままならない日々を過ごし、ようやくにして正月休みになって(それも31日の仕事を断って。だって死にそうになっちゃうから、無理無理断って)疲労困憊した身体を休ませる事が出来て、それだけで嬉しくて。

もう朝4時に起きる仕事は嫌になって、だって夜寝て、起きるのも夜なんだもの。もう嫌だなあって、班長に明日から来なくていいですかって言ったら、恐ろしく怒られて、それでしぶしぶ仕事を続けていて、だから年明けもまだ朝4時に起きないといけなくて、冬だし寒いし‥雪

愚痴ばっか言うのも、まわりを不快にさせるだけだし…。

いつだったか、仕事で使う、シャチハタのハンコを買いにいったのよ、駅前の商店街にさ。
そしたらハンコ屋の隣に、「デカタン書房」つう古本屋があったのね。
最近まともに本も読んでないなあとか思って。
古めかしいドアを開けて、なかに入って、棚に整然と並んだ本の背表紙を見たら、もうビックリ。最近はやりのブックオフなんかでは、絶対にお目にかかれない麗しの古本ばかりが並んでいるんだよ。

僕的には、よだれが出ちゃう本ばかりが並んでいたの。

すごいとかおもっちゃってさ。これホントに売っちゃうのかよ。もったいない本ばかりじゃん。ぼくだったら売らないよとか思って、でも本読む時間が今の僕にはないのが哀しいと。

これも貧乏がいけないのか。そんな事を考えながら、それでも小島信夫の「私の作家評伝」全三巻を手にもって、今風にいうとレジっていうのかそこに座って、なにやら本を読んでるおじさんのところに持っていって、これ下さいと、お金を渡したのでした。

するとおじさんがぼくに、この近所の人ですかって、聞くもんだから、はいって言った訳ね。
今年は本が全然売れなくてねえ。倉庫には、この倍ぐらい本が置いてあるんですよ。もう全然売れないのって言うのね。

ぼくはかなり驚いたねえ。だって僕的には、もうすごい本ばかりなんだから。最近の新刊本屋じゃ絶対に売ってない貴重な本が、かなり安い値段で売ってるんだぜ。

こんなにいい本が売れないんですかって、言ったのでした。

そうなんだですよ。一部のマニアしか買ってくれないんだよ。一般のお客さんは全然来ないのよ。

ぼくはそこでまた驚いたのでした。これらの本を読むのは、ごく当たり前の普通の読書好きの人だと思っていたのに、そんな普通の読書通の人は、もういないってことをはじめて聞かされて、驚天動地のショックを受けたのでした。
そうなんだ、僕って一部のマニアになってまったんだ。

ミステリーでもなく、時代小説でもない、普通の文学が、マニアだけのものになっちゃったんだ。

そこでぼくははじめて、この国は、どうかしちゃったんだと思ったのでした。

かつて子供の頃は、文庫になった本は、名作で、いついっても本屋の棚に並んでいるものとばかり思っていたんだけれど、今じゃ新刊本屋の棚に、それら名作と、かっていわれた本は置いてないのでした。

かわりに、売れ筋だと思われる(ぼく的には読んでもしょうがない)本ばかりが並んでいるのでした。

それにしても、ぼくは文学のオタクのような存在になっちまったのかよと、改めてビックリしたのでした。

デカタン書房がつぶれない内に、またいって買ってこないとやばいかも。

それにしても、あまりにきつい仕事で、休みは一日寝ているだけのぼくに、それらを読む暇ができるのだろうか…。

お願い、ぼくに暇を下さい。

(なお、こうしてパソコンにむかえるのも、正月休みのうちだけかもしれないので、コメントの返事は書けませんので、ご了承下さいませませ。)
ニックネーム ikkou at 18:40| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月16日

生きる術を失っても悪くないでしょ…。

息子が青春してるぴかぴか(新しい)

ロックバンドを組んで、ライブに出まくっているるんるん

親には見にくるなと、釘をさされるパンチ

そりゃそうよなあ…。

親は隠れて、応援しているかわいい

息子のバンドのホームページを見つけて、息子に隠れて、見ているいい気分(温泉)

以下がそれ。
http://www.myspace.com/claymanclayman
(ないしょ。ないしょ)

生きる術を失っても悪くないでしょなんて、歌つくりやがって、おいおい、意味分ってるのかよお前なんて、ぶつぶついいながら…。

帝釈天でおみくじ引いたら、『凶』がでて、占いの先生に相談したら、何をやってもうまくいかないでしょうと言われたもうやだ〜(悲しい顔)

生きる術を失っても、悪くないでしょうかあ…。
ニックネーム ikkou at 19:12| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする